甘木歯科医院
proceed design
甘木にて延べ面積45坪の平屋のクリニックの設計です。
土地柄、モダンすぎる建物だと受けいられないかもしれないので
和のテイストの柔らかい空間・建物を設計しました。
通常、和のイメージだともう少し色の濃いダークトーンの色味を使うのですが、
女性、子ども、高齢者等様々な人に受けいられるトーンは
より明るい色味になってきていると思います。
日中は北側に大きな開口を設け、安定した自然光(直射光ではない)や
反射光(写真木部上面をピンク色に塗装し窓からの直射光を反射させ天井にほのかなさくら色を照らし出す)を取り入れ
日が暮れてくるとベースとなってしまうぐらい多用している間接照明の柔らかい光により
治療を受ける前の時間をよりリラックスして過ごしてもらいます。
治療スペースは壁のクロスを茶色の和紙調のものを使いトーンを落とし、
直射光はあまり取り入れず、足元に広がる地窓から見える庭のの明るさと、
月見窓に映る木々をイメージしたパーテーションの光により一層落ち着いた空間となります。
今回、ロゴのデザインも行い、桜の花びらと歯をモチーフにしたロゴもこのクリニックのイメージを表す重要な役割になっています。
ユニットを増設するほど患者様も順調に増え、これからも先生の物腰柔らかい雰囲気と一緒に建物もこの土地に馴染んでいったらとおもいます。
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