若久デイサービス

proceed design

整形外科の先生がクリニックのすぐ近くに計画したデイサービス・スタジオ・アロマ・カフェを複合した建物になります。


木造2F建て延べ面積90坪の建物で間口がとても狭いなかどのように配置し、多様な用途をど

う構成していくかが今回のプランの大事なところでした。


建物裏に私道が接道しているためデイサービスの送迎動線は裏から行い

前面からスタジオ・アロマ・カフェといった一般者の動線をとりました。


バス停の目の前ということもあり、多くの非利用者との関わりを持てるかもこういった商業施設には必要です。


今回はデイサービスの機能訓練室、スタジオ休憩スペースのバルコニー、カフェ空間、バス停の真ん中に水盤を設けシンボルとし、みんなの憩いのスペースとしました。


通常デイサービス等、単体の施設であることが多く、利用中はその中のコミュニティーしかありませんが、このプランにより一般利用者、非利用者とのつながり、気配を感じることができます。


建物を作ることは街を作ることという概念を理解してもらい、(最後まで水盤を駐車スペースにできないか悩まれてました)すでに近くで相当な認知度のある整形外科を行っているため、より地域のための施設となったと言えます。

建物内のイメージは湯布院の旅館やカフェにもありそうな、どことなく和を感じ、木の優しい香り漂う心地の良い空間となっています。

今回300㎡までに抑えることにより、消防設備の設置を緩和させるため、出窓の面積緩和を利用しました。

出窓の規定を満たすことにより延べ面積には参入されないため、上記写真のような休憩スペース風な出窓(畳敷き)を更衣室前に設け談笑スペースとしています。


建築基準法をよく理解し、適切な場所で使えばより少ない費用で良い建物が建てることができます。

今回建築中にパース入りの開業案内を設けていたので、バスの中からや歩く人々からの注目が結構ありました。

ほんとにこんなのがここに建つの?なんて声も。

実際に出来上がっていくにつれ、歩くおばあちゃんからもあんたが設計したとね?

すごかねーってお褒めの声をいただきました。


建物が素敵だからと、開業前にデイサービスに申し込む方も。。。


建物の影響力をとても感じ、これからもより一層喜んでもらえる建物を設計していきたいと思いました。


roido

建築設計・店舗設計 リノベーション